猛威を振るっている攻撃の入り口の一つに「シャドーIT」がある。シャドーITによるリスクを確実に減らすためには、どうすればいいのか。対策のポイントを紹介する。
IT部門が関与しないIT活用「シャドーIT」は組織にさまざまなリスクをもたらす。セキュリティを強化して攻撃を防ぐには、IT部門が使われている全てのデバイスやソフトウェアを把握する必要がある。シャドーITのリスクを管理するために、組織には何ができるのか。シャドーITの兆候を見つけ、「技術」と「ルール」の両側面から対策するためのチップスを集めた。
組織はシャドーITに対抗するために、まずシャドーITがあることを意識しなければならない。従業員が勝手にツールの利用を開始する背景には、会社から支給されたツールに不満があることがある。組織は会社支給のツールが「古い」「使いにくい」といった不満の声を聞いた場合、それをシャドーITの兆候として捉えることが重要だ。予算の可能な範囲で会社として新しいツールを導入すれば、シャドーITの温床をなくし、セキュリティの向上につなげることができる。
自社でシャドーITがあるかどうかを確認するためのヒントとして、以下の変化が挙げられる。組織はこれらの変化があったら「シャドーITの影響ではないか」と考え、迅速に原因を調査する必要がある。
シャドーITのよるリスクを低減するために、次の対策が有効だ。
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