開発速度を上げ、反感を買う ローコード開発の光と影メリットとデメリットを知る

ローコード開発はモバイルアプリの開発速度を上げられる一方で、企業に組織上の課題をもたらすこともある。

2019年01月10日 05時00分 公開
[Erica MixonTechTarget]
画像

 モバイルアプリの開発は、短距離レースよりも長距離レースになることが多いが、常にそうなるとは限らない。

 「OutSystems」や「Appian」などの、最小限のコード記述でアプリの開発ができる「ローコード開発」ツールを使えば、ITチームは少ないリソースで迅速にアプリを開発できる。OutSystemsは年次カンファレンス「NextStep」を開催しており、2018年のカンファレンスでは、専門家たちがローコード開発のユースケースと課題を幾つか話題にした。

 ローコード開発ツールによって、技術者だけでなく、IT部門以外に所属する開発経験がほとんどないような人々(いわゆる「シチズンデベロッパー」)も、テンプレートやドラッグアンドドロップで配置できるコンポーネントを使用し、複数プラットフォームで稼働するモバイルアプリの構築が可能になる。OutSystemsを使用する技術者は、C#やJavaScriptなどの言語で記述したコードの他、必要ならばCSS(Cascading Style Sheet)といったデザイン設計用のファイルも作成できる。

 OutSystemsはPaaS(Platform as a Service)としても利用できる。PaaSを利用すれば、IT部門は物理インフラの管理も必要なくなる。

技術者はローコード開発をどう受け止めるのか

ITmedia マーケティング新着記事

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...

news016.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。