ローコード開発はモバイルアプリの開発速度を上げられる一方で、企業に組織上の課題をもたらすこともある。
モバイルアプリの開発は、短距離レースよりも長距離レースになることが多いが、常にそうなるとは限らない。
「OutSystems」や「Appian」などの、最小限のコード記述でアプリの開発ができる「ローコード開発」ツールを使えば、ITチームは少ないリソースで迅速にアプリを開発できる。OutSystemsは年次カンファレンス「NextStep」を開催しており、2018年のカンファレンスでは、専門家たちがローコード開発のユースケースと課題を幾つか話題にした。
ローコード開発ツールによって、技術者だけでなく、IT部門以外に所属する開発経験がほとんどないような人々(いわゆる「シチズンデベロッパー」)も、テンプレートやドラッグアンドドロップで配置できるコンポーネントを使用し、複数プラットフォームで稼働するモバイルアプリの構築が可能になる。OutSystemsを使用する技術者は、C#やJavaScriptなどの言語で記述したコードの他、必要ならばCSS(Cascading Style Sheet)といったデザイン設計用のファイルも作成できる。
OutSystemsはPaaS(Platform as a Service)としても利用できる。PaaSを利用すれば、IT部門は物理インフラの管理も必要なくなる。
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DXの推進が叫ばれる中、その中核を担うソフトウェア開発の現場では、IT人材不足をはじめとする5つの課題が顕在化している。それらを解消し、ソフトウェアの品質を高める方法として注目されるのが、ソフトウェアテストの外注だ。
ソフトウェア開発ではテストを、開発エンジニアが自ら担当するシーンが散見される。ただ、専門知見を持たない人材が我流でテストしていては、開発品質の担保が難しくなる。この問題の解決には第三者によるテストが重要だ。
業務システムの老朽化が進み、属人化やブラックボックス化が大きな問題となっている企業も少なくない。システム開発企業のシスラボは、同様の問題をノーコード開発ツールの導入と生成AIの活用で解決した。同社の取り組みを詳しく解説する。
深層学習の主要フレームワーク「PyTorch」と「TensorFlow」には複数の違いがある。自社プロジェクトに適したフレームワークを見極める上で欠かせない、それぞれの選択基準や設計思想、メリットとデメリットを取り上げる。
DX推進や脱Excelなどを目的に、ノーコード開発ツールの導入が広がっている。自社に最適な製品を選ぶ上では、どのような点に考慮する必要があるのだろうか。コスト最適化と全社規模での活用促進の観点から、製品選びのポイントを解説する。
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