米投資信託大手フィデリティにみるオープンソース採用プロセスCase Study

「購買決定に際しては、オープンソース製品とプロプライエタリ製品の両方を平等に検討する」というポリシーおよびガバナンス構造を確立しているオープンソース活用の先駆企業、フィデリティの採用プロセスを紹介する。

2006年02月08日 08時37分 公開
[TechTarget]

 米投資信託大手のフィデリティは、1995年にはオープンソースツールのtclスクリプティング言語を導入しており、同社のサイトはApacheを使って運営されている。さらに同社は先ごろ、「購買決定に際しては、オープンソース製品とプロプライエタリ製品の両方を平等に検討する」というポリシーおよびガバナンス構造を確立し、企業によるオープンソースソフトウェアの採用に弾みをつけた。

 フィデリティだけではない。ガートナーは、フォーブス誌の「Global 2000」に名を連ねるIT企業は、2010年までにインフラ向けのソフトウェア投資の80%、そして事業向けのソフトウェア投資の25%にオープンソース製品を採用することになると予測している。

 ここでは、フィデリティがオープンソースを導入する際の評価プロセスを紹介する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news029.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news166.png

2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...

news083.jpg

FacebookやXなど主要SNSで進む「外部リンク制限」の実態 唯一の例外は?
ソーシャルメディアはかつてWebサイトへの重要な流入経路であった。しかし、最近は各プラ...