「アプリケーションサービス領域」と「プラットフォームマネージドサービス領域」でサービスの提供を開始するとともに、パートナーのSaaSビジネス化を促進する支援プログラムを開始する。
NECは3月31日、SaaS(Software as a Service)を中心としたサービスプラットフォーム提供事業を発表した。パートナー企業がネットワークを活用したSaaSビジネスを行う基盤として、「アプリケーションサービス領域」と「プラットフォームマネージドサービス領域」の2つのメニューでのサービス提供を2008年9月末より開始する。
アプリケーションサービス領域では、既に提供しているeラーニングやシフト勤務管理のアプリケーションに加え、「StarOffice」やメールなどのグループウェア、地方公共団体、金融業、サービス業向けなどの業種・業際に特化したパッケージソフトウェアのSaaS化を実施する。また、B2C事業者にはNECビッグローブで培ったシステムノウハウを活用し、映像配信や会員コミュニティーソリューションを提供する。
プラットフォームマネージドサービス領域では、アプリケーションの開発から運用までのサービスのライフサイクルを支援するトータルサービスとして提供する。ハードウェア、OS、ミドルウェアなどのリソースとその構築運用をセットにしたサービスに、認証やアクセス制御などのSaaS管理機能、メール配信、ストリーミング、eラーニングといった共通機能を組み合わせて提供する。このプラットフォームマネージドサービス領域では、同社が展開するアプリケーションサービス領域および自社ソフトのSaaS化を検討しているISV(Independent Software Vendor)を主なサービス提供対象としている。
さらに、メンバー制のパートナー支援制度「SaaSビジネスイノベーションプログラム」を開始。本プログラムを通し、パートナーへの技術サポートのほか、アプリケーションベンダーによるSaaS事業化への移行支援も行う。
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