SCS、セキュリティパッチの「外出し」でサーバを保護するパッチ管理サービスNEWS

米Blue LaneTechnologiesのセキュリティ製品「ServerShield」を活用し、「netXDC」内のサーバに対し迅速な脆弱性対策とTCOの削減を実現する。

2008年04月02日 19時49分 公開
[TechTargetジャパン]

 住商情報システム(SCS)は4月2日、同社データセンター「netXDC」において、サーバOSなどへのセキュリティパッチの適用を仮想的に実現する「バーチャル セキュリティパッチ サービス」の提供を開始した。

 本サービスは、米Blue LaneTechnologiesのパッチエミュレータ製品「ServerShield」を利用し、netXDCのユーザーに対して迅速な脆弱性対策とTCOの削減を同時に実現するもの。

 従来、アプリケーションの互換性問題などでOSやアプリケーションのセキュリティパッチをサーバに適用するまでに時間がかかり、外部からの攻撃に無防備になる期間が存在した。本サービスでは、各ベンダーが提供するパッチをゲートウェイ側に設置したServerShield(アプライアンスサーバ)上に独自技術でエミュレートすることにより、データセンター内にあるユーザーの保護対象サーバに変更を加えることなく即座に脆弱性をふさぎ、その結果セキュリティホールの存在期間を短縮できる。同時に、従来のパッチマネジメントで必須だった動作検証やパッチのインストール作業にかかる工数と時間を削減できる。また、netXDCで機器の監視やパッチ管理を行うため、ユーザーが機器を購入したり保守管理したりする必要がない。

 1サーバから利用可能で、利用料金はサーバ10台までで月額18万円から。

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パッチ | サーバ | データセンター | 脆弱性 | TCO


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