OKIのブレードサーバ「if Server BL460c」と仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3 Enterprise」をベースに新システムを構築。各営業店にあった76台のサーバをデータセンター内の5台に集約した。
沖電気工業(以下、OKI)は5月21日、千葉興業銀行がOKIの「サーバ統合プラットフォーム」を導入したことを発表した。
千葉興業銀行が導入したサーバ統合プラットフォームは、ブレードサーバと仮想化技術により複数サーバを集約・統合するシステムで、OKIのブレードサーバ「if Server BL460c」と仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3 Enterprise」をベースに構成。各営業店にあった76台のサーバをデータセンター内の5台に集約し、稼働を開始している。
千葉興業銀行は老朽化した営業店サーバの更改を契機に、サーバ仮想化技術を利用した新プラットフォームの構築を検討。新システムは既存システムのサーバ環境をテンプレート(※)として構築し、テンプレートから複数拠点のサーバを仮想マシン上に複製してデータセンター内のブレードサーバに集約した。また、営業店内の既存のサーバや端末などとの連携はネットワークの接続先を変更するだけで実現したという。
(※)仮想マシンの設定を含めたシステムのOSやアプリケーションなどの構成を丸ごとファイルに保存する機能。テンプレートを構成するファイルのコピーにより、同一環境の複製が可能となる。
導入効果としては、サーバハードウェアの更改/維持コストの削減、サーバのCPU追加や営業店の運用・保守作業を遠隔地のデータセンターから容易に行えるようになったことを挙げている。
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