本特集では、検疫ネットワークの課題から導入ポイントを導き出した。では「本来のNAC」を実現するにはどのような機能が有効なのか。端末のネットワーク接続前と接続後、それぞれのフェーズでの機能要件をまとめた。
前回「なぜ普及しない? 検疫ネットワークの抱える課題」では、検疫ネットワークを導入するために考慮すべき課題やその解決に向けたアプローチ、重視すべきポイントについて話を進めた。最終回は、前回提唱した導入時のポイントに基づいて、具体的にどのような機能が必要なのか、Pre-Admission(事前制御)およびPost-Admission(事後制御)に分けて紹介しよう。
Pre-Admissionとは、前回解説した通り、クライアントPCに対するネットワーク接続前の制御であるが、ここにおいて重要なのは以下の3点だ。
以下、ポイントを具体的に説明する。
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