あなたの企業に最適なNACの選び方転換期迎える検疫ネットワーク【第3回】

本特集では、検疫ネットワークの課題から導入ポイントを導き出した。では「本来のNAC」を実現するにはどのような機能が有効なのか。端末のネットワーク接続前と接続後、それぞれのフェーズでの機能要件をまとめた。

2008年06月27日 08時00分 公開
[恒川雅俊,マクニカネットワークス]

 前回「なぜ普及しない? 検疫ネットワークの抱える課題」では、検疫ネットワークを導入するために考慮すべき課題やその解決に向けたアプローチ、重視すべきポイントについて話を進めた。最終回は、前回提唱した導入時のポイントに基づいて、具体的にどのような機能が必要なのか、Pre-Admission(事前制御)およびPost-Admission(事後制御)に分けて紹介しよう。

Pre-Admission――方式選択の柔軟性、負担軽減がカギ

 Pre-Admissionとは、前回解説した通り、クライアントPCに対するネットワーク接続前の制御であるが、ここにおいて重要なのは以下の3点だ。

  1. セキュリティポリシーの徹底による不正な端末(管理外PC)の接続防止
  2. クライアントPC治療時のユーザー負荷軽減
  3. できる限り既存のネットワーク構成を変更しない検疫システムの導入

 以下、ポイントを具体的に説明する。

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検疫ネットワーク | 認証 | セキュリティポリシー | VPN


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