日本HP、人材配置や投資を最適化するITプロジェクト管理ソフトNEWS

ビジネスプロセスを作業要求のリクエスト単位で管理する「HP Project and Portfolio Management 7.5」を発売。MS Office Projectとの基本的なデータ連携も可能だ。

2008年07月29日 16時41分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本ヒューレット・パッカードは7月29日、企業におけるITのプロジェクト管理を支援するソフトウェア「HP Project and Portfolio Management 7.5」(以下、PPM 7.5)を発表した。

 PPM 7.5は、プロジェクト化されているもの、されていないもの含め、ビジネスプロセスをプロジェクト単位ではなく作業を要求してくるリクエスト単位で管理できる。これにより、実際は工数が掛かっているにもかかわらず管理されていなかった作業も、短期間で処理できる要件もリクエストとして管理可能。全社的人材リソース管理が可能なため、時間やスキルの面からも、配分を過不足なく最適に振り分けることができる。

 また、どのプロジェクトの組み合わせが最適かを自動計算し、予算や効果、重要度、リスクなどを数値化してスコアリングし、色別のグラフで表示する「Portfolio Optimization」機能を搭載。これにより、どのプロジェクトにどれだけの予算を割くべきか、経営戦略の重み付けと一致しているか、リスクはどれだけあるかといったことを視覚的に評価できる。さらには、ワークフローを直感的に設定できるように工夫されており、複数のプロジェクト内の作業をワークフローに乗せて管理することにより、人材の効率的な割り当てやコンプライアンス対応、工数・予算の削減も可能となる。また、「Microsoft Office Project Standard/Professional」との基本的なデータ連携が双方向で可能だ。

 最小構成価格は710万4720円(税込み)で、出荷開始は9月1日を予定している。

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