セキュリティとパフォーマンスを両立するインターネットVPN構築用アプライアンスに新モデルが追加。10Gイーサネットでも高速な暗号化通信が可能になった。
日本セーフネットは10月15日、イーサネット暗号化アプライアンス「SafeNet Ethernet Encryptor」(以下、SEE)に10Gbps対応モデルを追加したと発表した。
SEEは、レイヤー2でイーサネットフレームを暗号化する装置で、プロトコルに依存せずにセキュアなインターネットVPNを構築できる。VPN構築にIPsecを用いないため、音声(VoIP)などによるショートパケット送信時の遅延が発生しないという特徴がある。メトロイーサネットやDWDM(高密度波長分割多重)/ダークファイバー、SONETなどに対応し、高速なデータ転送を要求されるディザスタリカバリ網のセキュリティ強化にも適用できる。
従来10Mbps/100Mbps/1Gbps対応モデルが用意されていたが、今回新たに10Gbpsの高速ネットワーク対応モデルが追加され、10Gイーサネットでも利用できるようになった。インタフェースはXFP(ファイバー)または銅線。暗号化にはAES、SHA-256を使用する。
価格はオープン。本体のポリシー管理には専用のWebベース管理サーバ「Security Management Center」が必要となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...
営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...