教育委員会主導の下、県立高校75校すべてに中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office 7」を導入。校務の情報化推進を目指す。
サイボウズは10月27日、岩手県の全県立高校75校が中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office 7」を導入したことを発表した。これまでも教育機関におけるサイボウズ製品の導入事例はあるが、教育委員会主導の下、県下全県立高校への一括導入というケースは初となる。
今回の導入の経緯としては、2000年ごろ岩手県立水沢商業高等学校が文部科学省による情報化指定校となった折、当時の担当者がPC雑誌のサーバ特集で偶然「サイボウズ Office」を知り、当時の「サイボウズ Office 3」を導入したことが発端であったという。同校での導入効果を認めた岩手県教育委員会は、同県全県立高校への一括導入を決定。水沢商業校で培った活用ノウハウを他校へも伝承するため、各高校のシステム担当者を県の研修センターに集め、2日間にわたるサイボウズ Office 7の活用ノウハウ研修を行った。
水沢商業高等学校では、校長をはじめ管理職が率先して利用を推進することでグループウェアの全校利活用が浸透。特に教職員間の連絡事項については掲示板を活用することで朝会の時間が短縮され、生徒のための話し合いの時間が増えるといった効果を得られたとしている。また、同校では生徒も自由に利用できるPCを各教室に1台ずつ設置。サイボウズ Officeへのアクセスは閲覧のみ許可し、主に学校からの連絡などに利用している。中でも落とし物の連絡などは写真付きで掲示できるため、落とし主の発見率も高いとしている。
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