ネットアップ、重複排除対応の仮想デスクトップ向けストレージ管理ソフトを無償提供NEWS

ネットアップは、デスクトップ仮想化環境に対応したストレージ運用管理ソフトウェアの最新版「Rapid Cloning Utility 3.0」の提供を開始する。

2010年01月21日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ネットアップは2月1日、デスクトップ仮想化環境に対応したストレージを効率的に運用管理するソフトウェアの最新版「Rapid Cloning Utility 3.0」を提供開始する。

 Rapid Cloning Utilityは、デスクトップの仮想サーバ環境を構築・運用するソフトウェア「VMware View 4」上で動作するOS、アプリケーション、データのコピーを、ネットアップのストレージと連携して自動的に管理するソフトウェアだ。VMwareの仮想化管理ツール「VMware vCenter」のプラグインとして提供されている。

 仮想デスクトップ環境では、クライアントの仮想デスクトップイメージをサーバ側で持つため、クライアントの台数が増えればその分サーバ上に仮想デスクトップイメージが増え、ストレージの消費容量も増加するといった課題がある。そこでRapid Cloning Utilityは、仮想的にデータを複製する「FlexClone」と連携し、デスクトップ仮想化の際に、ストレージ消費量を抑えながら容量を割り当て、仮想デスクトップイメージの複製を高速で処理する。

 Rapid Cloning Utility 3.0では、従来バージョンでは利用できなかった重複排除機能を新たに搭載した。仮想デスクトップ上の冗長なデータの削除を、VMware vCenterの管理画面から自動実行できる。また、ファイルシステムがNFS(Network File System)の場合は、割り当て容量をオンラインで拡張・縮小できる。

 なお、Rapid Cloning Utility 3.0は、ネットアップの顧客とパートナー向けのサポートサービス専用サイト「NOWサイト」より無償でダウンロード可能。

関連ホワイトペーパー

運用管理 | 仮想化


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。