ネットアップは、デスクトップ仮想化環境に対応したストレージ運用管理ソフトウェアの最新版「Rapid Cloning Utility 3.0」の提供を開始する。
ネットアップは2月1日、デスクトップ仮想化環境に対応したストレージを効率的に運用管理するソフトウェアの最新版「Rapid Cloning Utility 3.0」を提供開始する。
Rapid Cloning Utilityは、デスクトップの仮想サーバ環境を構築・運用するソフトウェア「VMware View 4」上で動作するOS、アプリケーション、データのコピーを、ネットアップのストレージと連携して自動的に管理するソフトウェアだ。VMwareの仮想化管理ツール「VMware vCenter」のプラグインとして提供されている。
仮想デスクトップ環境では、クライアントの仮想デスクトップイメージをサーバ側で持つため、クライアントの台数が増えればその分サーバ上に仮想デスクトップイメージが増え、ストレージの消費容量も増加するといった課題がある。そこでRapid Cloning Utilityは、仮想的にデータを複製する「FlexClone」と連携し、デスクトップ仮想化の際に、ストレージ消費量を抑えながら容量を割り当て、仮想デスクトップイメージの複製を高速で処理する。
Rapid Cloning Utility 3.0では、従来バージョンでは利用できなかった重複排除機能を新たに搭載した。仮想デスクトップ上の冗長なデータの削除を、VMware vCenterの管理画面から自動実行できる。また、ファイルシステムがNFS(Network File System)の場合は、割り当て容量をオンラインで拡張・縮小できる。
なお、Rapid Cloning Utility 3.0は、ネットアップの顧客とパートナー向けのサポートサービス専用サイト「NOWサイト」より無償でダウンロード可能。
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