日本CAはコンプライアンスリポート作成を支援にするログ管理製品「CA Enterprise Log Manager r12.1」を発表した。200種類以上の設定済リポートを利用できる新機能などを搭載。
日本CAは2月8日、企業のコンプライアンスリポート作成を容易にするログ管理製品「CA Enterprise Log Manager r12.1」を発表した。同日より販売開始し、参考価格はサーバライセンスなどを含む最小構成で128万円から。導入時にはOSと組み込みデータストア、ソフトウェアがパッケージ化されたソフトウェアアプライアンスの形態で提供されるため、企業はハードウェアを用意するだけで、アプリケーションの導入、ログ収集設定、リポート作成ができるという。
同製品は、日本での要望が高いという「定型レポート」機能を装備。コンプライアンス/監査のリポート作成を支援する200種類以上の設定済みリポートを提供するという。コンプライアンス上重要なアイデンティティー/アクセス管理の観点からログ情報を収集する日本版SOX法をはじめ、個人情報保護法、PCI DSS、SAS70(外部委託サービスなど受託業務に関する内部統制の監査基準)、ISMSなどに対応している。
同社によると、従来のログ管理製品は、ハードウェアタイプのアプライアンス製品が主流を占め、導入時にはログ収集/リポート設定の手間や運用コストなどが発生していたという。そこで同製品は、ソフトウェアアプライアンスに機能をパッケージ化することで、インストール/設定/運用に掛かる負担を簡素化。また、エージェントレスでOS、アプリケーション、デバイスなどを含むさまざまなソースからログを収集したり、エージェントを使用してログ収集を中継することでログ集中管理時の負荷を軽減するといった工夫により、ログ管理環境を最適化した。
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