誤送信対策製品紹介:エアー編
悪意のない誤送信を自己チェックで解決する「WISE Alert」
エアーの「WISE Alert」は、OutlookおよびOutlook Expressユーザー向けにアドオン提供する誤送信対策ツール。外部あて先や添付ファイルがある場合に警告を出し、自己チェックを促す。
電子メールは業務上欠かすことのできないツールとなった一方で、ほんのわずかなミス(誤送信)が原因で機密情報の漏えいなどの損害を引き起こしてしまう。
エアーでは、誤送信対策に有効なメールセキュリティ製品として、「WISE Audit」「WISE Attach」「WISE Alert」の3製品を用意している。WISE AuditとWISE Attachについてはサーバ側で機能するツールとなっており、フィルタリングや暗号化などの操作ができる。WISE Alertは、Microsoft Office Outlook 2003/2007およびMicrosoft Outlook Expressユーザー向けにアドオン提供するクライアントツールで、あらかじめ設定したポリシーに反するメールを送信しようとした際に警告を出し、送信者に自己チェックを促す。
3製品が持つ機能を1つの製品ですべて提供するという方法もあるが、エアーでは暗号化などサーバ側で得意とする機能はサーバ側で、送信者の自己チェックなどクライアント側でできることはクライアント側で、というスタンスを取っている。本稿では、以下WISE Alertに特化して、同製品の特徴を紹介する。
管理者や上長の手を煩わせることなく誤送信を未然に防ぐ
誤送信は、送信者本人がメールの送信後すぐに誤りに気が付く場合が多い。WISE Alertは「大量のメールアドレスがToに含まれている」など、誤送信の可能性があるメールに対して警告を出すことで、悪意のない誤送信を送信者本人がその場ですぐに取り消せるようにしている。
送信者が確認する機能(警告の対象となる項目)は以下の6点。この中から、警告対象とする項目および件数などを選択する。管理者が運用し、企業で共通の設定にすることもできれば、個人利用で個別の設定とすることもできる。
- 添付ファイルがあれば警告を出す
- 外部ドメインあての添付ファイルがあれば警告を出す
- 外部ドメインあてがあれば警告を出す
- 送信を一時的に保留する
- 送信先が多ければ警告を出す
- 件名が空白ならば警告を出す
企業で統一の設定とした場合は、共有サーバ上に各ユーザーの警告ログ情報を一定時間ごとに自動アップロードすることも可能。管理者は、期間を指定してログ情報を検索表示するなどして、ユーザーの利用状況を確認できる。
WISE Alertの特徴は、操作が非常にシンプルな点だ。設定画面もマニュアルなしに利用できる。実際に導入したユーザーからも「インストールや操作が簡単で、忙しい業務内でも楽に対処できる。こういうときに警告を表示させたい、という条件設定が容易にできる点が評価されている」(マーケティンググループマネージャ 伊東素能子氏)という。
また、ユニークな機能として、警告画面がランダムに切り替わる仕組みも取り入れている。「警告画面は見慣れてしまっては意味がない。色とりどり9種類の画面をランダムに表示することで、うっかりミスを見逃さずに済む」(伊東氏)
今後は、Microsoft Outlook 2010の対応版発売を準備中のほか、Windows Live Mailへの対応や、ログ情報の出力時にグラフや分析機能を含めた専用ツールの提供などを検討しているという。
また導入については、必要な部署から採用し、徐々に利用者を増やしていく方法など、企業の利用形態に合わせて柔軟に対応するとしている。
価格(税込み)は小規模企業向けのスタンドアロン版が1ユーザー当たり1980円。中規模および大規模企業向けのエンタープライズ版が100ユーザー当たり19万8000円から。スタンドアロン版の場合は警告の条件が個別設定のみとなる。
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