デスクトップ仮想化の導入を検討する際に参考になる導入効果やソリューションについて比較・解説したホワイトペーパーを3つピックアップ。
本稿では、TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から「デスクトップ仮想化の導入を検討する際に参考になる」と思われる3つのホワイトペーパーを紹介する。
「デスクトップ仮想化が実現する管理コスト削減 調査レポート」
クライアントPCは、企業内システムの中でも導入の歴史が古く数も膨大であるが故に、その運用管理には多くの企業が課題を抱えている。企業にとってクライアントPC管理に掛かるコストは大きな負担となっている。そこでアイ・ティー・アールは、デスクトップ仮想化によってクライアントPCの運用管理コストがどれくらい削減できるかを調査・リポートした。その結果、「デスクトップ仮想化ソリューションを導入することで、従来型のPCよりも安価なシンクライアント端末で済む上、運用管理を一元化でき情報漏えい対策ソリューションとしても効果が期待できるため、今後のクライアントPC管理の手法として検討に値する」と報告している。
このホワイトペーパーには、エンドユーザー1500人を抱える大手製造業企業を仮想企業と設定し、デスクトップ仮想化を導入した場合としなかった場合とで、TCO(総所有コスト)がどのように変化するかをシミュレーションした結果が書かれている。なお、TCO算出期間は導入時から5年間とし、初期導入コストと運用管理コストを比較している。デスクトップ仮想化製品には、シトリックス・システムズ・ジャパンのXenDesktop Advanced Editionを導入したと仮定している。
「徹底比較!クライアント仮想化技術 ~低イニシャルコストで運用管理コストを大幅削減できる技術とは?」
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)、クライアントハイパーバイザー型のデスクトップ仮想化など、さまざまなデスクトップ仮想化技術の中からユーザーの要求に合った製品を比較し選択する際に役立つホワイトペーパーを紹介する。
このホワイトペーパーで比較している技術は、(1)VMware View、XenDesktopに代表されるVDI、(2)VMware Workstationに代表されるクライアントハイパーバイザー型のデスクトップ仮想化、(3)クライアントPC環境の中に一時的に仮想化環境を作成し、オンラインになった時点で必要なデータをダウンロードする仮想化技術、(4)米RingCubeのvDeskに代表される、クライアントハイパーバイザーのゲストOSが不要でデスクトップのみを仮想化する技術の4つ。それぞれの技術の特徴を説明し、イニシャルコストや運用管理コスト、処理速度、セキュリティ、モビリティなどの項目別にメリットとデメリットを紹介している。
昨今、クライアントPC管理の課題を解決するためにデスクトップ仮想化への注目が集まっている。ただ、デスクトップ仮想化技術にも複数の種類があり、導入の際にはどれを選ぶか、どう組み合わせるかといったことを考える必要がある。そうしたデスクトップ仮想化戦略策定の手順について指南しているホワイトペーパーを紹介する。
このホワイトペーパーによると、デスクトップ仮想化戦略は次の3つの手順に分割できるという。(1)技術の選択、(2)ユーザーニーズの定義、(3)技術とユーザーニーズの対応付けだ。
(1)に関しては、Virtual PCに代表されるようなクライアントハイパーバイザー型のデスクトップ仮想化、VDIやリモートデスクトップサービスのようなサーバベースのデスクトップ仮想化技術の紹介がされている。
(2)に関しては、モバイルワーカー、契約社員、自宅作業者、オフィスワーカーなど、ユーザーに関する複数のシナリオを想定して、IT部門に求められる要件を解説している。
(3)に関しては、(2)で定義したユーザーのシナリオごとに適応するデスクトップ仮想化技術をマイクロソフトの主要テクノロジに照らし合わせて紹介している。
デスクトップ仮想化をマイクロソフト製品で導入したいユーザーには役に立つホワイトペーパーといえるだろう。
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