【徹底比較】サーバ仮想化ソフトウェア主要4製品 導入コスト比較! 〜本番環境における試算サーバ仮想化におけるライセンスの選択【第4回】

VMware vSphere、Hyper-V、Citrix XenServer、RHEV for Server。サーバ仮想化ソフトウェア主要4製品の導入コストを比較。サーバ仮想化を本番環境で導入したケースを想定しコストを試算した。

2011年02月22日 08時00分 公開
[西川 麗,電通国際情報サービス]

 第3回の「サーバ仮想化ソフトウェア主要4製品 導入コスト比較! 〜技術検証用途における試算」では、サーバ仮想化の導入形態を「技術検証用途」とし、仮想化ソフトウェア製品ごとに導入コストの試算と比較を行った。第4回では、「サービス提供用途(本番環境)」における仮想化ソフトウェア製品ごとに導入コストの試算と比較を行う。

試算の前提事項

 第3回でも挙げた導入コスト試算の前提事項を再度取り上げる。留意事項は第3回と全く同様である。下記を踏まえ、できるだけ類する機能を持つエディションやオプション製品を選択する。なお、選択の仕方にはいろいろなパターンがあるので、本記事の試算は一例として捉えてほしい。

計算対象

◆ハードウェア

  • ハードウェアとハードウェア保守コストは除外する

◆ソフトウェア

  • ソフトウェア本体とソフトウェア保守のコストを考慮する
  • ハイパーバイザー上の仮想マシンに接続するクライアントPCのOSコストは除外する
  • サポート状態の条件をそろえるため、ハイパーバイザーの保守コストは考慮するが、運用管理ツールを導入するサーバ上のOSの保守コストは除外する
  • 仮想マシンのゲストOSコストは今回の試算では除外する(※1)が、1〜10台程度の仮想マシンが1仮想サーバ上で稼働する想定とする
  • マイクロソフトのサーバOSについては、ボリュームライセンスで購入する

(※1)編注:2011年3月11日

ただし、マイクロソフトのWindows Server 2008 R2には、ゲストOSのコストが含まれている。


運用の前提

  • ハイパーバイザーを管理するツールは、複数台をGUIで管理できるものを使用する
  • 追加のCAL(Client Access License)の購入を不要とするため、メンテナンスなどでサーバにアクセスする人数は2人までとする

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