仮想化はコストの削減に貢献するが、それ自体は決して無償の技術ではない。仮想インフラを構築する、あるいは既存のインフラをアップグレードするには、仮想化技術のライセンスコストが発生するのだ。
どのようなライセンスが必要で、仮想化にどのくらいの費用を掛けるべきかを判断するのは必ずしも容易ではない。まず、選択したプラットフォームの基礎を理解する必要がある。米VMwareのライセンス方式、特に同社の「VMware vSphere 5」(参考:VMware vSphere 5の新機能)で採用された新ライセンスモデルは、米Citrix Systemsの「XenServer」や米Microsoftの「Hyper-V」のライセンス方式とは異なる。
VMware vSphere 5は、仮想化技術のライセンス方式が急速に変化していることを示す一例だ(参考:ユーザーが物議を醸す、VMware vSphere 5の新しいライセンス)。VMwareは、VMware vCenter製品の大半で仮想マシン(VM)単位のライセンスモデルに移行し、クラウドコンピューティングではリソースの使用量がライセンス料金に反映されることになる。仮想インフラ内でのCPUの使用状況を判断するのが難しくなるのに伴い、仮想環境で使用するアプリケーションのソフトウェアライセンスもいずれ変わらざるを得ないだろう。
仮想化技術のライセンス方式をめぐるよくある疑問に対する答えは、プロセッサ単位のライセンスとVM単位のライセンスの違い、Microsoft、Citrix SystemsおよびVMwareの間の微妙な差異、そして仮想化のライセンス方式が今後どう変化するのかを理解するのに役立つはずだ。
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