2011年12月13日 09時00分 UPDATE
特集/連載

BYODや利便性確保、部署間調整が課題にモバイルデバイス管理(MDM)の導入を阻む3つの壁とは?

スマートフォンやタブレットの管理を効率化するモバイルデバイス管理(MDM)。本稿は専門家の見解を基にMDMのメリットや課題を整理しつつ、製品選定のポイントを探る。

[Bill Hayes,TechTarget]

 続々と登場する“クール”なスマートフォンタブレット端末はエンドユーザーの心をつかんで離さない。一方でITセキュリティ管理者の立場からすれば、こうした新しいモバイル端末はセキュリティやプライバシーに関してさまざまな難題をもたらすやっかいな存在だ。

 そうした難題を解決する有力な手段が、モバイル端末管理(MDM)製品である。MDM製品は、社内導入したスマートフォンやタブレット端末を企業のIT管理者が監視、制御するための製品だ。私物端末も含めたさまざまなプラットフォームのモバイル端末を管理し、セキュリティを確保する。

 多様なモバイル端末を管理する際、MDM製品はどういったメリットを企業にもたらすのか。MDMベンダーであるMobileIronで製品およびマーケティング担当副社長を務めるオージャス・リジェ氏は、MDM製品が支援する項目として以下の5項目を挙げる。

  • 資産管理:スマートフォン/タブレット端末のインベントリや所有者情報の管理
  • 構成管理:社内LANへの接続やプライバシー、セキュリティ、アプリケーション関連の設定の管理
  • データ保護:端末に保存されているデータと送受信するデータの保護
  • エンタープライズアプリケーション管理:ユーザー企業独自の「アプリケーションストア」を用意してモバイルアプリケーションを端末に配布することによるアプリケーションデータのセキュリティ確保
  • トラブルシューティングやヘルプデスク機能:エンドユーザーのサポート

 リジェ氏はMDM製品が有効な例として、これまでBlackBerryなど単一のモバイルプラットフォームのみの使用を認めてきた企業が、AndroidやiOS端末を含む幅広い端末の使用許可を検討するケースを挙げる。「複数のプラットフォームのモバイル端末に保存される企業データを保護するのに、MDM製品は最適だ」(同氏)。またメールやアプリケーションだけでなく、設定の配布やアプリケーションデータ保護にもMDMが有効だと同氏は説明する。

MDM導入に当たっての課題は?

 上記のように、MDMのメリットは確かに多い。だがMDM製品の導入に当たっては検討すべき課題も少なからず存在する。

ITmedia マーケティング新着記事

news126.jpg

SMSでもワンツーワン配信、ユミルリンクが「Cuenote SMS」に機能追加
SMS配信サービス「Cuenote SMS(キューノート SMS)」にURLクリックカウント、差し込み配...

news066.jpg

継続・解約の理由は? 電通ダイレクトマーケティングが健康食品とスキンケア化粧品の定期購入者の実態を調査
年間購入金額は「1万円〜2万円未満」が2割ほどで最も多く、高年齢ほど年間購入金額が大き...

news042.jpg

Tableauが考えるデータドリブン経営におけるコミュニティーの役割
データ活用を組織全体にスケールさせる上で欠かせないこととは何か。