約50年ぶりの国産リージョナルジェット機として期待されるMRJのカスタマーサービス部門にPTC製品が採用された。100を超える機体の管理を担う。
三菱航空機が開発を進める次世代リージョナルジェット機「MRJ」は、信頼性・整備性管理基盤をPTC製品で構築する。2012年2月7日にPTCが発表した。
MRJは約50年ぶりに日本で開発される航空機。座席数70〜90と、現在注目されているリージョナルジェット市場向け航空機だ。
機体の胴体・主翼・尾翼などの主要システムの製造、最終組立などは三菱重工が担当しており、設計や資材調達、販売、サポートは三菱航空機が行う。2010年9月に部品の製造を開始、2011年4月には組み立てを開始しており、2012年中に初飛行を実現し、本格的な生産(機体製造)を開始する予定。2014年第1四半期の初号機納入を目指している。現段階で100機以上の受注を得ている。
今回、三菱航空機はPTCが提供する信頼性工学系の解析・計算支援ソフトウェアである「Windchill Quality Solutions」(旧Relex)とドキュメント管理ソフトウェア「Arbortext Service Information Solutions」を選定した。Arbortext Service Information Solutionsでは航空宇宙業界の技術文書の標準仕様である「S1000D」に対応した管理が可能。
三菱航空機では両製品を、納入先航空会社との窓口となるカスタマーサービス部門に導入、MRJ初号機納入前までに実運用を開始するとしている。
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