Oracleに買収されたIaaSのNimbula、OpenStackへの取り組みに不安もOracleの行動パターンから察するに……

OracleはIaaSソフトウェアプロバイダーNimblaを買収したことで、OpenStackプロジェクトに取り組むのだろうか。彼らのNimbula買収は、自社のクラウドサービスにメッキをかけるにすぎないとの声がある。

2013年05月01日 08時00分 公開
[Beth Pariseau,TechTarget]

 米OracleIaaSソフトウェアプロバイダーの米Nimbulaを買収した。NimbulaがOpenStackプロジェクトに参加していることからすると、この動きはオープンソースクラウドへの取り組みにつながるかもしれない。しかし、Oracleのこれまでの行動パターンから、業界ウオッチャーはその逆を予想している。

 Nimbulaは、米Amazon Web ServicesのAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)を担当するエンジニアリングチームの元メンバー2人によって設立された。だが、2年前の2011年の立ち上げ時に業界観測筋が予想したほどには前進を遂げていない。

 「Oracleによる買収でNimbulaの業況が大きく変わるかどうかは分からない」と、米Data Center Pulseの創設者で社長のマーク・シール氏は語った。「Oracleは、『Nimbulaの名前を冠することで既存パッケージの魅力を高めるにはどうすればよいか』といったスタンスで、これからの展開を進めようとしているのではないか」

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...