Amazon EC2とGoogle Compute Engine、注目サービスの料金を比較した価格以外で差別化を狙うGoogle

Googleはパフォーマンスや付加機能を重視する方針。一方Amazonは、1分単位の従量料金制や月間稼働率によるSLA保証を導入することでGoogleとの差を縮めていくといわれている。

2013年06月13日 08時00分 公開
[Beth Pariseau,TechTarget]

 米Googleが最近一般公開したパブリッククラウドのIaaS(Infrastructure as a Service)「Google Compute Engine」(以下、GCE)と、米Amazon.comのAmazon Web Services(AWS)部門の同様のサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(以下、Amazon EC2)では、GCEの方がわずかに割高だ。

 市場では、このIT大手2社が手掛ける両サービスの間で料金競争が展開されるとの見方がもっぱらだった。だが、両サービスの料金を詳しく見ると、その差は微々たるもので、多くの場合、Amazon EC2の方が安い。

 Googleの料金ページによると、GCEの最小規模のスタンダードオンデマンドインスタンスであるn1-standard-1-dは、vCPUが1個、メモリが3.75Gバイト、ローカルディスクが420Gバイトで、料金は1時間当たり0.132ドルとなっている(米国での価格、以下同様)。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...