Googleはパフォーマンスや付加機能を重視する方針。一方Amazonは、1分単位の従量料金制や月間稼働率によるSLA保証を導入することでGoogleとの差を縮めていくといわれている。
米Googleが最近一般公開したパブリッククラウドのIaaS(Infrastructure as a Service)「Google Compute Engine」(以下、GCE)と、米Amazon.comのAmazon Web Services(AWS)部門の同様のサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(以下、Amazon EC2)では、GCEの方がわずかに割高だ。
市場では、このIT大手2社が手掛ける両サービスの間で料金競争が展開されるとの見方がもっぱらだった。だが、両サービスの料金を詳しく見ると、その差は微々たるもので、多くの場合、Amazon EC2の方が安い。
Googleの料金ページによると、GCEの最小規模のスタンダードオンデマンドインスタンスであるn1-standard-1-dは、vCPUが1個、メモリが3.75Gバイト、ローカルディスクが420Gバイトで、料金は1時間当たり0.132ドルとなっている(米国での価格、以下同様)。
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