大規模クラウドにおけるネットワークの課題に対応する標準の1つとして提案されているVXLANとは何かを説明し、この技術が今後どのように使われていくかを考える。
前回の記事「VMware環境を複数の論理ネットワークに分割するには」では、大規模クラウドへの変革に伴うネットワークの課題を3つ挙げた。「拡張性に関する課題」「迅速性に関する課題」「柔軟性に関する課題」である。そしてこれら3つの課題を解消するテクノロジーとして、VMwareが提供する「vCD-NI」を説明した。しかしvCD-NIはVMware独自のテクノロジーであるため、“物理ファイアウォールや物理負荷分散装置が、カプセル化されたパケットを解釈できない”という課題があった。
その課題を克服するための技術として、VMware、Cisco Systems、Arista Networks、Broadcom、Citrix Systems、Red Hatの各社が標準化団体のIETFにドラフト(草案)を提出した「VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)」が挙げられる。今回は、このVXLANを取り上げる。まず、VXLANの技術を、メリットとデメリットを含めて説明し、続いて今後の普及における課題を説明する。
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