累計ダウンロード数が17億件を超えたモバイルゲーム「Angry Birds」。大ヒットの秘訣は何か。開発元のフィンランドRovio Entertainmentの幹部が、その理由を解き明かす。
モバイルコンピューティングにはまだ破壊力があるということを信じられない人たちは、ピーター・ベスターバッカ氏による先日の米ボストンでの講演を聞き逃したのだろう。ベスターバッカ氏は、世界中で大人気のモバイルゲーム「Angry Birds(アングリーバード)」を生み出した、フィンランドのRovio Entertainmentの幹部だ。
“マイティイーグル(Angry Birdsに登場するキャラクターの1つで、巨大なワシを意味する)”という肩書で知られるベスターバッカ氏は、モバイルゲームで世界中に中毒者を続出させ、Rovioを一大エンターテインメントメディア企業へと成長させた人物だ。ヘルシンキに拠点を置くRovioは、世界中に広がるAngry Birdsファンのおかげで、ゲームに限らずあらゆる業界で事業を展開するほどまでに力を付け、既に一大勢力を築いている。
実際、Rovioはハリウッド映画のプロモーションの方法を変え、アニメの視聴方法を変え、コーヒーやキャンディなどさまざまなコンシューマー向け製品の売り出し方を変えつつある。
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