絶対に捨てられない「Windows XP」システムをそれでも温存するには?Windows XP&Windows Server 2003移行の「い・ろ・は」【第4回】

「Windows XP」を仮想化しても、差し迫ったサポート終了の問題解決にはなりません。一方、システムを丸ごと撤去するのも難しい。セキュリティリスクを最小限に抑えながら、旧システムを温存するにはどうすべきでしょうか。

2014年02月25日 08時00分 公開
[山市 良]

仮想化しただけでは解決しないサポート終了問題

 前回(簡単なようで難しい Hyper-Vによるサーバ仮想化の意外な落とし穴)は、「Windows Server 2012 R2」の最新のHyper-V仮想環境に、「Windows Server 2003」や「Windows XP」を実行する物理コンピュータをP2V(Physical to Virtual)変換で仮想マシンに移行する方法について説明しました。

 Windows Server 2003については、まだ1年以上先の2015年7月15日(日本時間)までサポートが続きます。そのため、仮想化することでハードウェアのライフサイクルからOSを含むソフトウェアのライフサイクルを分離でき、仮想環境を活用しながら移行作業を行えるメリットがあります。その一方で、今、Windows XPを仮想化しても、2014年4月9日(日本時間)に差し迫ったサポート終了の問題は何も解決しません。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...