データセンターをプログラミング――「SDDC」が実現するITの未来とは正しく評価するための5つの視点

仮想化技術などを利用し、リソース確保や構成の柔軟性を高めたデータセンター「Software Defined Data Center(SDDC)」。ベンダー各社がさまざまなアプローチで取り組むこのSDDCをどう評価すべきか。5つのポイントを紹介する。

2014年05月29日 08時00分 公開
[Brandon Hoff,TechTarget]

 ネットワーク構成や設定をソフトウェアで動的に変更できる「Software Defined Network(SDN)」は、大規模な「Software Defined Data Center(SDDC)」で中心的な役割を果たすようになってきた。

 SDDCを支える柱は、プログラム可能であり、ソフトウェアで定義される「サーバ」「ネットワーク」「ストレージ」の3本である。その設定、プロビジョニング、管理は正しく行う必要があるものの、全般的に見れば、ネットワークインフラはプログラム可能な形へと急速にシフトしつつある。

 既に一部の企業では、SDDCのメリットと問題点を検討するチームを立ち上げている。SDDCの導入に先立って注意すべき重要なポイントを以下に記す。

1. 消費電力の削減が重要な判断基準に

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。