「iPad」の出荷台数が2四半期連続で前年を下回っている。米Appleは、低価格化やビジネス利用などタブレット市場が変化する中で、自社の製品戦略を見直す必要がある。同社が向かうべき方向を考察する。
米Appleのタブレット「iPad」の出荷台数が2四半期連続で前年を下回った。この事態を打開するには戦略の見直しが必要だ。
同社が発表した2014会計年度第3四半期(2014年4〜6月期)のiPadの出荷台数は1330万台、前年同期の1460万台から9%減となった。同第2四半期(2014年1〜3月期)のiPadの出荷台数は1640万台で、こちらも前年同期の1950万台から大きく減少した。同社が問題に直面しているのは明らかである。
現在、Appleは2つの側面で競争に直面している。1つは同社の小型タブレット「iPad mini」に対する低価格なAndroidタブレット。もう1つはタブレット「iPad Air」に対するWindowsタブレットだ。
これらの課題に立ち向かうためには、製品ラインアップの拡大が求められる。同社の販売戦略はこれまで、非常にシンプルな製品展開を基本として、幅広い消費者へ訴求してきた。だが最近では、より低価格なiPadやビジネスユーザー向けのハイエンドモデルを投入することが重要になってきた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...
ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。
「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...