徹底比較:iPad vs. Windowsタブレット――“Office信者”にベストな選択は?「Microsoft Office」といってもいろいろある

タブレットでMicrosoft Officeを使うなら、iPadとWindowsタブレットのどちらが適しているのだろうか。iPad版のOfficeと、Windowsタブレットで動かすクライアントPC版Officeを比較した。その結果を紹介しよう。

2014年07月18日 20時00分 公開
[Vince Font,TechTarget]

 米Microsoftが「Microsoft Office」製品の完全なスイートを「iPad」向けにリリースしたことは、タブレット用のオフィスソフト市場に大きなインパクトを与えた。「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」を仕事で使い慣れている人には、この「Microsoft Office for iPad」(以下、Office for iPad。国内で未提供)の登場はまさに朗報だった。Microsoftが、iOSユーザー向けに機能を必要最低限に絞った軽量版Officeを投入することはしなかっただけになおさらだ。

 実際、Office for iPadを使う方が、WindowsタブレットでPC版のOfficeを使うよりも快適な面もある。ただし、Office for iPadは完璧というわけではない。その機能をフルに活用するには、「Office 365」のサブスクリプションを購入しなければならない。また、生産性に関してはWindowsタブレットが威力を発揮する。

微妙な違いが多々

Microsoft Office for iPad《クリックで拡大》

 iPadとWindowsタブレットのどちらでOfficeを実行しても、実際の使い勝手は昼と夜ほど違うわけではない。使用するデバイスにかかわらず、ほとんど同じエクスペリエンスが得られる。

 例えば、リボンツールバーは画面上の同じスペースを占めており、基本的な機能も同じだ。Excelでは複雑な数式を作成でき、「OneDrive」によるクラウドバックアップは申し分なく機能し、コマンドは全て、名前の付け方が完全に統一されている。期待通りだ。

 だが詳しく見てみると、微妙な違いがあることに気付く。その違いは、どのデバイスを使っているかや、好みによって、操作性の若干の向上(または低下)につながる可能性がある。

 この微妙な違いと、それらがユーザーにどのような影響を与えるかを理解していただけるように、米TechTargetでは、iPad版のOfficeと、Windows OSがインストールされたWindowsタブレットで稼働するPC版のOfficeを比較した。その結果を紹介しよう。

Windowsとの混在環境でのiPad版Officeの利用に難

ITmedia マーケティング新着記事

news024.png

「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2024年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news090.jpg

GoogleがZ世代のローカル検索でInstagramやTikTokに敗北 なぜこうなった? これからどうなる?
Googleは依然として人気の検索サイトだが、ことZ世代のローカル検索に関しては、Instagra...

news056.png

DE&Iに関する実態調査 「公平」と「平等」の違いについて認知度は2割未満
NTTデータ経営研究所がNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと共同で実施...