世界中で狙われる「Facebook」、そのセキュリティ対策は他社でも役立つ?ビッグデータで脅威を分析する「ThreatData」公開

企業はセキュリティ対策強化のために、FacebookのThreatDataフレームワークによるセキュリティアナリティクスから何を学べばいいのか。

2014年10月03日 15時00分 公開
[Kevin Beaver,TechTarget]

 米Facebookはサービス開始以来、常にサイバー犯罪者に狙われ続けてきた。マルウェアの撃退や詐欺の防止に奮闘しており、同社の取り組みはしばしばニュースになる。だがFacebookは舞台裏では、はるかに膨大な脅威に目を光らせているようだ。

 脅威に立ち向かうときには、知識が力になる。脅威分析とセキュリティアナリティクスが、現在発生している問題の回避だけでなく、インシデントレスポンスの向上にも威力を発揮することを、多くの企業が認識しつつある。Facebookも2014年3月、独自の「ThreatData」フレームワークを用いてビッグデータを活用したセキュリティアナリティクスの取り組みに乗り出したことを発表している。

 本稿では、ThreatDataフレームワークとは何か、どのような仕組みか、企業にとってなぜ注目すべきなのかに加え、情報セキュリティ担当者が自社の脅威を適切に管理するために、このフレームワークから何を学べるかを説明する。

ThreatDataフレームワークとは

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...