「状況は100倍悪い」、IoT時代の最悪シナリオを予測するインターネット接続デバイスが急増し管理が破綻

インターネット接続型デバイスが企業に押し寄せようとしている。IT部門は情報、セキュリティ、インテグレーションに取り組むために大きな1歩を踏み出さなければならない。

2014年11月10日 15時00分 公開
[Jake O'Donnell,TechTarget]

 「モノのインターネット」(IoT:Internet of Things)デバイスが企業に押し寄せようとしている。IT部門は、間もなく会社のネットワークにあふれ返る何千という「モノ」に対応するための準備が整っていないかもしれない。

 接続型デバイスの数は2020年までに7〜10倍に増える見通しだ。その影響でネットワークトラフィックは現在の規模の3〜5倍に増加する。米マサチューセッツ州ノースボロで開かれたカンファレンス「M-Enterprise」のセッションで、米ITコンサルティング企業J. Gold Associatesのアナリスト、ジャック・ゴールド社長はそう予想した。

 「(IoTに)対応するための備えがある企業はほとんどない。今あるITリソースには多大な負荷が掛かる。ほとんどのIT部門は(新しいデバイスとトラフィックに)対応できず、ITリソースを劇的に増大させる必要が生じるだろう」(ゴールド氏)

ITmedia マーケティング新着記事

news053.jpg

フォルクスワーゲンがGoogleとタッグ 生成AI「Gemini」搭載で、何ができる?
Volkswagen of AmericaはGoogleと提携し、Googleの生成AI機能を専用アプリ「myVW」に導入...

news175.jpg

JAROに寄せられた「広告への苦情」は50年分でどれくらい? 業種別、媒体別の傾向は?
設立50周年を迎えた日本広告審査機構(JARO)が、これまでに寄せられた苦情を取りまとめ...

news085.jpg

データサイエンティストの認知率は米国6割、インド8割 さて、日本は?
データサイエンティスト協会は、日本と米国、インド、ドイツの4カ国で、データサイエンテ...