セキュリティ製品不要? 仮想化データセンターを賢く守る方法「ネットワークセキュリティ製品」を使い倒すには【第7回】

データセンターでの活用が進む仮想化技術は、インフラの柔軟性確保だけがメリットではない。仮想環境の特性をうまく生かせば、効率的なセキュリティ対策が可能になる。その方法を示す。

2015年01月08日 08時00分 公開
[辻 克樹,ジュニパーネットワークス]

 データセンターは、企業の情報システムを支える要となる存在です。企業が事業構造や競争環境の変化に即応すべく、システム環境を迅速に変換/強化するためには、データセンターのインフラに高度な柔軟性が必要になります。つまり、インフラの規模や構成を容易に変更できる仕組みが求められるのです。

 高い柔軟性を持つインフラを低コストで実現する手段として活用が進むのが、仮想化技術です。仮想化の適用範囲はサーバにとどまらず、クライアントからネットワークまで拡大。あらゆるリソースを効率よく活用する動きが進みつつあります。

 一方で仮想化技術は、セキュリティ対策の在り方にも変化を促します。仮想環境では、物理環境とは異なる仮想環境ならではの特性を生かしたセキュリティ対策を検討することが重要になります。一般的なデータセンターのセキュリティ対策をおさらいしつつ、仮想環境に適したセキュリティ対策の具体像を見ていきましょう。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...