現場の気付きや考えをリアルタイムで地域や職種、役職を越えて共有することは困難だ。ドリーム・アーツは、こうした課題の解決に役立つ大企業向けの情報共有支援サービル「知話輪」を発表した。
ドリーム・アーツは、従業員が仕事の現場で得た気付きや顧客の反応といった情報を可視化したり共有しやすくするクラウドサービス「知話輪」を2015年5月1日に提供開始する。従業員は知話輪を使うことで、情報を地域や職種、役職を越えて共有することが可能だ。
知話輪は、営業方法や施策、商品、プロジェクトなどの業務(テーマ)別に情報共有用のページを作成する機能を備える。ページ内には複数の掲示板を設置でき、掲示板内で各業務に関する話し合いや情報共有ができるようにした。例えば、営業スタッフは、営業現場の成功/失敗談や顧客の声、気付きなどの情報を、チャットやスタンプで気軽に共有できる。ITが苦手な従業員でも使えるように、ユーザーインタフェースには操作が容易なソーシャルツールの要素を入れ、かつ業務に必要な最小限の機能に絞った。
システムは、米Amazon Web Servicesの「Amazon Web Services(以降、AWS)」で稼働させる。AWSの国内データセンターである「東京リージョン」に、各ユーザー企業専用のクラウド環境を構築。AWSのVPS(Virtual Private Server)サービスを利用してVPN接続させるなど、柔軟な運用管理ができるようにした。セキュリティ面では、テーマのページごとにアクセス制限を掛けたり、端末ごとにアクセス制御をする機能を搭載。また、アカウント単位で全てのアクセスログを出力する機能を備え、情報流出時に流出経路を特定しやすくした。
同サービスは、「Google Chrome」と「Internet Explorer 9」以上のWebブラウザを搭載したクライアントPCと、「iOS8」以上を搭載した「iPhone」「iPad」で利用できる。「Android」デバイスの対応は検討中だ。料金(税別)は、3000人規模の企業で、カウンセリングやセットアップなどの初期費用が3080万円、月額費用が基本料100万円と1アカウント当たり1000円となっている。オプション費用やカスタマイズ費用は、別途見積もり。
「今後は営業が成功事例をナレッジとして蓄積するだけでなく、知話輪を活用して商談中にリアルタイムでノウハウや知識を共有できるようにしたい」と、ドリーム・アーツ 代表取締役社長の山本孝昭氏は知話輪の発表会で語った。
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