課題の1つはMacのセキュリティ対策
「Mac」の常識は「Windows」の非常識、共存のために職場でできることとは?(1/2 ページ)
企業のIT担当者にとってMac OSは、Windowsとの互換性やアプリケーション、ファイル共有など問題を引き起こす可能性がある存在だ。導入時にどのような準備をするべきか紹介する。
両手を広げて米Appleの「Mac OS」を受け入れるか、それとも仕方なく受け入れるか、いずれにせよクライアントPCには潜在的なわながある。これらの難題を理解しておくと自分の環境にMacを組み入れる準備ができるだろう。
Macは、競合である米Microsoftの「Windows OS」が導入されたクライアントPCのように管理することはできない。この両者には類似点があり、Appleは以前と比べて、簡単にMacをWindowsベースのネットワークに統合できるようにしている。しかし全く問題なく、Macを仕事の従来の環境に組み込むことができると期待してはいけない。
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Mac導入でぶつかる問題は?
Macを既存のシステムに統合しようとした場合、IT担当者は、ネットワーキングやファイル共有、Active Directory(AD)統合などの問題にぶつかる。例えば、AppleがMavericks(OS X 10.9)をリリースしたとき、OSがWindowsのアクセス制御リスト(ACL)のアクセス許可を壊す可能性があると報告された。このため、IT担当者は回避策を実装する必要があった。
かつては、MacユーザーがADサーバで認証されないことや、ネットワークの他のコンピュータと通信できないなどの問題が表面化していた。最終的にこのような問題のほとんどは解決することができた。だがMacは、Windowsと異なるマシンであるというだけでなく、通常実装されているインフラストラクチャとそれらをサポートするツールについても異なる。もしMacを企業に組み入れようと計画しているなら、これらのシステムを学ぶリソースが必要であり、新しいツールと手法を取り入れる必要があるだろう。
企業内でのMacのセキュリティ管理
Appleは、Macを、Windows中心の企業でも使いやすいようにしながら、セキュリティの改良にも絶え間なく取り組んできた。しかしそれでもなお、予期しないセキュリティの問題が発生することがある。
これらのセキュリティの問題の1つは、ユーザー自身から生じるのかもしれない。Macは従来、Windowsを悩ますセキュリティ上の脅威にさらされてこなかった。これにより、複数のMacユーザーの間に危機感の欠如した姿勢が広がっているのは否定できない。彼らは、Macが本質的にWindowsよりセキュアだと認識している。結果として、MacユーザーはWindowsユーザーほどマルウェアに精通していない。そのため、ユーザー自身と所属する組織を、セキュリティ攻撃を受けやすい状態にしてしまうかもしれない。企業にとっては、教育と意識向上のトレーニングに取り組む必要があるだろう。
より大きな懸念になりそうなのは、Yosemite(OS X 10.10)で組み込まれた、iOSデバイスとMacデバイスの連係機能である。これらの機能を使用すると、ユーザーはMacから電話を掛けたり、SMSメッセージを送受信したりできる。また1つのデバイスで仕事を開始し、連携している他のデバイスで中断した箇所から再開する「Handoff」と呼ばれる機能も存在する。
これらの機能は、複数のAppleデバイスを同時に操作する多くの人を喜ばせるものだが、こういった人々はIT担当者にとっては心配の種だ。例えば、Handoff機能を使用すると、ユーザーは機密な扱いを必要とするデータを仕事用のデバイスから個人のデバイスへ簡単に転送することができる。
Macの管理機能強化は、ユーザーのコントロールに役立つが、実装するにはツールが必要になる。
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