MAMの主要機能を整理
“社員が喜ぶiPhone管理者”になれる「モバイルアプリ管理」のススメ(1/2 ページ)
モバイルアプリケーション管理(MAM)は、仕事と個人の情報を切り離したり、モバイルアプリのライフサイクルを管理したりといったさまざまな効果が期待できる。主要な4つの効果を示す。
モバイルデバイス管理(MDM)は、モバイルセキュリティとコンプライアンスに関する膨大な問題からIT部門を守るダムである。一方、従業員はMDMに対して全く好意的ではない。MDMが従業員の個人所有端末のコントロールを奪い取る可能性があるからである。
従業員やIT部門のための“救命ボート”のようなものとして登場したのがモバイルアプリケーション管理(MAM)である。MAMは、企業にビジネス資産のコントロールを可能にしつつ、従業員個人のアプリやデータを個人の管理下に起き続けることができる。こうした粒度の細かいコントロールにより、MAMはモバイル端末の可能性を最大限に引き出す。
以下、MAMがIT部門にもたらす可能性がある4つの効果を示す。
効果1:プライバシーを侵害することなくコントロールを維持
MDMは端末に多くの制約を施すことができるので、IT部門と従業員の間に“堀”を掘るような存在になり兼ねない。一方のMAMは、いわば堀に掛かる吊り上げ橋であり、IT部門と従業員を再びつなぎ合わせることができる。MAMを利用すれば、従業員はIT部門に全端末の支配権を譲渡する必要がなくなり、仕事用のアプリとデータの管理だけを明け渡すだけでよくなるからだ。
その取り決めをさらに円満にするのが、アプリやデータのコンテナ化である。コンテナ化は、端末内の個人的なアプリやデータを隔離し、IT部門が従業員の個人的な情報にアクセスしてしまうことから防ぐ。個人的な連絡先、写真、曲を失う心配を従業員にさせることなく、管理者はアプリから業務に関する情報を消去することが可能だ。
加えてIT部門は、MAMを使えばデータのコピーや貼り付けなどの機能を無効にすることができる。つまり従業員は、機密情報にまつわるデータを転送することができなくなる。
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