今よみがえる、“あのとき使えなかった”ストレージ技術こんなこともあろうかと(1/2 ページ)

今も多種多様なストレージ関連の新技術が誕生している。しかし、生き残るのはほんのわずか、と思いきや、思わぬ理由で主役に返り咲くことがあったりなかったり。

2015年10月16日 12時00分 公開
[Rich CastagnaTechTarget]
クリックで拡大 ストレージ関連技術で“今のところ”注目のSDS

 かつては興味深いストレージ技術と思われていた「RDX」(Removable Disk Exchange system)は、厄介物のように何度も売却されてきた。RDXは、HDDをテープのように使える技術。HDDを内蔵したRDXカートリッジを専用のRDXドライブに装着すれば、ランダムアクセス性能など、ディスクベースバックアップのさまざまなメリットと、バックアップテープのポータビリティを生かせる形で、データをバックアップする準備が整う。

 しかし、外側が似た作りになっていても、HDD内蔵のRDXカートリッジはテープとは違う。ポータビリティも耐久性も信頼性もそれほど高くない。数カ月や数年間、使わずに保管した後では特にそうだ。こうした短所は、RDXのスケーラビリティが低いということも意味する。そのためにRDXは主に、価格に敏感な中小企業やSOHOで使われている。

流転の「RDX」

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...