タブレットの導入当初は思うように活用が進まなかったという桜丘中学・高等学校。その理由と、解決のための工夫とは? 同校職員の西岡朱里氏が明かします。
Appleのタブレット「iPad」とファイルメーカーのデータベースアプリケーション開発ツール「FileMaker」を使い、教職員自らiPad向け校務支援アプリ開発を進める桜丘中学・高等学校(東京都北区)。iPadを活用する同校の教職員は多いものの、当初は「学校の方針でiPadを導入したにもかかわらず、箱に入れたままの人も少なくなかった」と、同校入試対策課の西岡朱里(じゅり)氏は明かします。
iPadの活用が広がらなかった背景には、教職員のタブレットへの苦手意識があったと西岡氏は説明します。状況を打開するために同氏が掲げたのが、「サポートの充実」と「安心感の醸成」という2つの方針でした。同氏はタブレットが得意で活用意欲が高い教職員に、タブレット活用で困っている教職員へのサポートを要請。「周りに質問できる人がいる」という安心感が、活用の裾野を広げる原動力になったそうです。
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