仮想化の普及に伴い、ストレージは複数の段階で抽象化されるようになった。このとき、ファイルが「ミスアライメント」状態になると、I/O速度が低下し、さまざまな場面で不都合を生じさせることになる。
NANDフラッシュが広く普及するまで、永続性ストレージのベースとなっていたのは一般に機械式のデバイスだった。
ストレージデバイスは、テープやカードに穿孔していた時代から、テープや回転型のディスクメディア(HDDや光学ドライブ)の時代へと変化してきた。これらのデバイスの物理特性は、全てデータの読み書き速度に影響を及ぼす。
サーバ仮想化によって、基盤となる物理ストレージが仮想マシン(VM)の論理ディスクに抽象化されるようになると、入出力(I/O)のミスアライメントという問題が新たに登場した。I/Oのミスアライメントは、I/Oのパフォーマンス低下につながる。これは共有ストレージアレイ内のストレージを複数の段階を経て抽象化することで、論理ブロックのアライメントが失われることが原因だ。
続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。
ストレージ階層化を活用するために知っておくべき5つのポイント
ストレージのI/Oパフォーマンスを低下させる「ミスアライメント」問題
3D XPoint、Z-NAND、TLC、QLC……ユースケースに最適なSSDとは
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。
新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...