2016年05月25日 07時00分 公開
特集/連載

彼らは戦場でなくても一番乗り勇猛果敢な米海兵隊でさえ悲鳴を上げる──Windows 10 vs.“古参”PC

軍隊向けITデバイスでは、導入計画から予算確保、調達、そして、部隊配置まで長い時間を要する。そのため、最新技術の導入では常にタイムラグの問題で悩むことになる。Windows 10もその例外ではない。

[Ed Tittel,TechTarget]
クライアントPCではないが最新兵器もITデバイスの塊だ。だが、兵器生産とIT技術の進化でスピードが違い過ぎるため、最新鋭イージス艦といえど、PC的スペックで最新モデルと比較すると大変なことになる。これは海上自衛隊のイージス艦でも同様だ

 米国防総省で最高情報責任者(CIO)を務めるテリー・ハルボーセン氏は、2015年第4四半期に「米軍の全部門は2017年第1四半期までに『Windows 10』に移行せよ」と指示した。この指示を受けて米海兵隊は、米5軍の中で一番乗りでこの取り組みを開始すると宣言した。

 国防総省でアップグレードの対象となるクライアントデスクトップPCは、全部で約300万台(ただし物理マシンと仮想マシンを併せた数)に上るため、米軍の実戦4軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊)で最も規模の小さい組織が、試験的に先陣を切るのは理にかなった判断だった。

 ところが、海兵隊はWindows 10へのアップグレードの過程で思いがけない伏兵に遭遇した。アップグレード対象のハードウェアプラットフォームが最新の技術に対応していなかったため、リモートの自動アップグレードが当初予想していたよりも困難でなことが分かったからだ。

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