2016年09月08日 07時00分 公開
特集/連載

「Windows 10 Anniversary Update」でウイルス対策製品に不具合、その“目を疑う原因”とは「時間的な制約」が元凶か

マルウェア対策製品のユーザーから、「Windows 10 Anniversary Update」のインストール後に問題が発生したとの声が挙がっている。その背景には何があったのか。

[Rob Wright,TechTarget]
Windows 10 Anniversary Update 役立つ新機能を豊富に備えたWindows 10 Anniversary Updateだが……(画面は日本マイクロソフトのWindows 10紹介ページ)《クリックで拡大》

 Googleのセキュリティ調査チーム「Project Zero」は、主要マルウェア対策製品の多くに存在する一連の脆弱(ぜいじゃく)性を発見し、その情報を公開した。特に深刻な問題の中には、Symantecの主力マルウェア対策製品の中核エンジンに存在する重大な脆弱性も含まれていた。マルウェアをスキャンするために、マルウェア対策エンジンそのものがWindowsカーネルの中で読み込まれることが、この状況をより悪いものにした。

 潜在的に悪質なコードをWindowsカーネルに持ち込むのは、部屋いっぱいのハトの中に、オジー・オズボーン(生きたハトを食いちぎるといった過激な行動で知られるミュージシャン)を連れて来て、品行方正を期待するようなものだ。Symantecのこの事例は残念ながら、マルウェア対策業界の憂慮すべき現状をあらためて認識させた。

 そしてマルウェア対策業界の窮状が今、再び脚光を浴びている。ただし今回はセキュリティ企業に過失はない。

マルウェア対策ベンダーの“第3の敵”

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