Dellが600億ドル以上を投じたEMC買収により、Dell EMCという巨大なストレージベンダーが誕生した。新会社に関してはユーザーから期待と懸念が寄せられている。
Dell Technologiesが600億ドル以上をかけたEMCの買収が完了し、世界最大のストレージベンダーとなる「Dell EMC」が正式に誕生した。この大型買収による合併取引が2016年9月7日(米国時間)に完了し、両社がその旨を発表した。2015年10月にDellがEMCの買収計画を明らかにして以来、11カ月にわたる移行期間が終了したことになる。
9月7日に発表した詳細事項の大半は目新しいものではなかった。製品や技術の重複という問題は、今後も数カ月にわたって尾を引きそうだ。
「Dell EMCは営業を開始した」と、EMCで情報インフラストレージグループ担当のCEOを務め、Dell EMCのインフラソリューショングループ担当のプレジデントに就任したデビッド・ゴールデン氏は語った。
合併後はDell Technologiesが新しい親会社として、Dell(クライアントソリューショングループ)、Dell EMC(インフラソリューショングループ)、VMware、Pivotal、RSA、SecureWorks、Virtustreamを傘下に持つ体制で事業を進める。
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