ストレージ界の6大ベンダーは、どのようなオブジェクトストレージ製品を提供しているのか。各社の戦略と製品の特徴をまとめた。
オブジェクトストレージは、膨大な非構造化データを格納するための現実的な手段と見なされている。ブロックとファイルのプロトコルを補完し、永続性のあるストレージにアクセスする3つ目の方法だ。
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オブジェクトは固有のフォーマットを持たないバイナリファイルで(それでも実際には何らかの構造を持っている場合もある)、大規模でフラットな名前空間に格納される。メタデータはオブジェクトと一緒に格納されているもので、オブジェクトストア自体からオブジェクトを検索、取得する際に利用する付随情報を提供する。
オブジェクトストアへのアクセスは、標準的なWebベースのプロトコルを使用する。プロトコルの中で最もよく知られているのは、Amazon Web Services(AWS)の「Simple Storage Service」(S3)が提供している「S3 API」を含むものだ。
サプライヤーは、各社独自のインタフェースやSwift(「OpenStack」向けオブジェクトストレージのプロトコル)のサポートを提供している。また一部では、SNIAが開発した「CDMI」もサポートしている。
オブジェクトストレージのサプライヤーは、ファイルベースプロトコルのサポートを追加する傾向にある。これにより顧客は、オブジェクトストアにデータを格納したり、オブジェクトストアからデータを取得したりすることができるようになった。またその際、(RESTベースの)HTTP APIにコードを追加する必要もない。
ストレージ界の6大サプライヤーはいずれも、オブジェクトストレージのソリューションを提供している。
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