Googleの“HTTP離れ”、パスワード入力させる非暗号化サイトをChromeで警告表示2017年からChromeセキュリティを強化

Webサイトの暗号化を目指すGoogleの取り組みが続いている。Webブラウザ「Chrome」では2017年から、HTTPを使ってパスワードや決済情報を入力させる一切のサイトを安全ではないと認識して警告を表示する。

2016年09月29日 07時00分 公開
[Peter LoshinTechTarget]
Googleは2017年1月にリリースする「Chrome 56」からHTTPを使うWebサイトにアクセスすると警告を出すようにする

 ユーザーのためにWebサイトの安全性を高める取り組みの1つとして、GoogleはWebブラウザ「Chrome」のセキュリティを強化し、HTTP経由でパスワードや決済情報を転送するWebサイトにアクセスすると警告を表示するようにした。

 HTTP経由で転送するWebトラフィックは暗号化されないため、攻撃者が傍受して改ざんできるリスクがある。Googleの発表は、ユーザーやコンテンツ提供者に暗号化していないWebコンテンツの転送をやめさせる長期的な戦略の一環となる。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...