GPU仮想化は、グラフィックス処理の負荷が高いアプリケーションでないと意味がないと考えてしまいがちだが、Microsoft OfficeやWebブラウザしか使わない部署のスタッフにもメリットがある。
GPU(Graphics Processor Unit)は、ビジネスユーザーには依然としてなじみの薄い半導体のようだ。3Dゲームを快適に動かすためにグラフィック描画演算「だけ」に特化したプロセッサと考えている企業ユーザーも多いだろう。
しかし、GPUの役割は大きく変わろうとしている。これまでのようなグラフィックス描画演算に加えて、物理演算などにおいてもGPUの強力な処理能力が利用できるようになっている。以前はGPUの演算能力を使うためのプログラム開発が困難を極めていたが、開発環境の整備とGPUベンダーのサポート体制の充実によって、状況は改善しつつある。
そして、IoTとビッグデータ、そして、ディープラーニングの用途拡大によって企業ユーザーも膨大な並列演算処理能力を必要とする時代となってきた。「GPUなんてゲームだけでしょう」といっているようでは時代の変化に取り残されるだろう。
ゲームをしないオフィスでなぜGPUの仮想化を導入しなければならないのか。GPUの仮想化は本当に導入しやすくなっているのか。その最新動向を過去に掲載したTechTaergetジャパンの記事で確認してみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...