仮想GPUはぜいたく品? それでも必要な仮想デスクトップユーザーとはIT部門は仮想GPUを検討すべきか

仮想GPU(vGPU)の有用性をめぐる議論は終わった。今問題となっているのは、GPUの仮想化がそのコストに見合うのか、そしてこうした手法を必要とするのはどんなユーザーなのかということだ。

2016年03月23日 15時00分 公開
[Alastair CookeTechTarget]
vGPUを解説したNVIDIAのWebサイト《クリックで拡大》

 ほとんどのユーザーは今のところ、仮想GPU(vGPU)のパワーによって仮想デスクトップのパフォーマンスを高める必要はない。それはぜいたくだからだ。だが企業が新しいOSやアプリケーションに移行するのに伴い、vGPUが必要となってくる。

 数年前から企業のIT部門は、ハードウェアベースの高速グラフィックス機能を仮想マシン(VM)に追加できるようになった。これによって、仮想デスクトップは物理PCに匹敵するパフォーマンスでグラフィックスアプリケーションを動作できる。vGPUはクライアント端末ではなく、サーバの物理GPUカード上で動作し、IT部門はvGPUをユーザーに分配することによって、高いパフォーマンスのVDI(仮想デスクトップインフラ)を提供できる。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...