サーバとストレージの仮想化は導入済みだが、デスクトップ仮想化は考えていなかったという人へ。デスクトップ仮想化に詳しいDell Wyseのジェフ・マクノート氏が、デスクトップ仮想化の基礎知識を簡単に説明する。
近年、サーバやストレージの仮想化が進んでいるが、デスクトップ仮想化には二の足を踏んでいる企業が多い。先行投資や実装、パフォーマンスおよびセキュリティ上のリスクなどが懸念材料となっているからだ。しかし、実際にデスクトップ仮想化を取り入れた企業は、セキュリティ保護の強化、メンテナンスコストの削減、柔軟性、生産性の向上など、長期的なメリットを享受している例が多い。
デスクトップ仮想化は、幾つかの重要な点でサーバやストレージの仮想化とは異なる。サーバの仮想化では、1台の物理サーバ内で複数のコンピューティング機能を利用できるよう分割している。ストレージの仮想化は、複数のストレージサービスから物理ストレージをプーリングする。デスクトップ仮想化の場合、複数のユーザーが1台のデスクトップを使用するわけではない。デスクトップ仮想化とは、PCのHDDの中身をサーバに移すことだ。サーバがデスクトップをホストすることで、クライアントPC、タブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスから、場所や時間を問わず、自分のコンテンツにアクセスできるようになる。
アプリケーションおよびデータをローカルのデスクトップではなくサーバ側に一元的に格納できるので、セキュリティの強化およびメンテナンス効率の向上にも貢献する。
エンドユーザーはデスクトップ仮想化において、一連のクライアントデバイスから自分に合ったものを利用することができる。基本的には、仮想デスクトップ環境向けに最適化された3種類のクライアントから選択することになる。
「缶入りのただの水」を評価額14億ドルのビジネスに育てたLiquid Deathのヤバいマーケティング戦略
「渇きを殺せ(Murder Your Thirst)」という刺激的なメッセージにエッジの利いた商品デ...
「日本の食料自給率38%」への不安感は8割越え
クロス・マーケティングは、大気中の二酸化炭素濃度や紫外線量の増加による地球温暖化の...
「マツキヨココカラ公式アプリ」が「Temu」超えの初登場1位 2024年のEコマースアプリトレンド
AdjustとSensor Towerが共同で発表した「モバイルアプリトレンドレポート 2024 :日本版...