イタリアを発信源とするマルウェアは、当初“悪名高き”Hacking Teamとの関連が指摘されたが、別の監視ソフトウェアメーカーが関与していた可能性もでてきている。
被害者が提供したマルウェアを調べていた研究チームが、新種のAndroidスパイウェアを発見した。このスパイウェアは音声と映像の記録、GPSの有効と無効の切り替え、端末上のデータの窃盗と改ざんができる機能を備えていた。
このマルウェアについて研究チームは当初、悪名高いイタリアの監視ソフトウェアメーカーHacking Teamのものと考えていたが、調査を重ねたところ政府機関にスパイウェアを提供している別のイタリア企業だった可能性もあることが分かった。
「平凡で退屈な商用の迷惑スパイウェアを除けば、実際のところ大した展開はない」と解説するのはRedNagaの研究チームだ。同社によると、この不審なソフトウェアはAndroidのアップデートを装ってVodafone APN(Access Point Name)と関係があるように見せかけて、可能な限りのあらゆるパーミッションを要求するアプリのようだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...
営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...