「何かあったら被害甚大」なテープバックアップの確実なセキュリティ対策とは古典的な“物理的”手法に要警戒

テープは携帯性に優れ、テラバイト規模のデータを1本のカートリッジに記録できる。それだけに適切なセキュリティ対策が不可欠だ。

2016年12月15日 15時00分 公開
[Chris EvansTechTarget]
オールフラッシュストレージが台頭しHDDが滅びようとしているこの時代でもテープストレージは生き続ける。それだけに古典的な“物理的”セキュリティが重要になる

 過去のデータや使わないデータを大量に保存する媒体として、テープは依然として費用対効果が高い。テープは何十年も前から長期的なバックアップやアーカイブのニーズに用いられてきた。

 ベンダー各社もドライブやメディア容量の限界を継続的に押し広げている。例えばLTOの第7世代はカートリッジ当たり15TBの容量がある。彼らの計画では数年以内に120TBに到達する見通しだ。

 テープでは1台にこれほど大量のデータを記録できることから、必然的にセキュリティ対策が最優先課題となる。そのベストプラクティスとして検討すべき項目を確認しておこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news156.jpg

AIはGoogleの地位を揺るがしているのか? Domoが年次レポートを公開
Domoの年次レポート「Data Never Sleeps」は、インターネット上で1分間ごとに起きている...

news162.jpg

3500ブランドの市場・生活者データでマーケターのアイデア発想を支援 マクロミル「Coreka」でできること
マクロミルが創業25年で培ったリサーチや分析ノウハウを結集し、アイディエーションプラ...

news064.jpg

Googleの独占市場が崩壊? 迫られるChrome事業分割がもたらす未来のシナリオ
本記事では、GoogleがChrome事業を分割した後の世界がどのようなものになるのか、そして...