2017年04月07日 08時00分 公開
特集/連載

「iPhone」「Mac」さえ管理できれば「統合エンドポイント管理」(UEM)は不要なのか?UEMのトレンドに逆らうApple製品管理ベンダー(1/2 ページ)

クライアント環境が多様化する中、さまざまなデバイスを一括管理できる「統合エンドポイント管理」(UEM)の重要性を指摘する声がある。一方で、Apple製品管理に特化し続ける企業も存在する。

[Colin Steele,TechTarget]

関連キーワード

Apple | OS | iPad | Microsoft(マイクロソフト) | iOS | Mac


画像 UEMのトレンドに逆行し、Apple製品管理にこだわるJamfが考えていることとは

 Apple製デバイスの管理だけに特化したビジネスは、各種のデバイスが混在する今日の企業環境にそぐわない――こう考える人は少なくないだろう。同社のモバイルOS「iOS」は、エンタープライズモビリティ(モバイルデバイスの業務利用)市場をリードしている。ただしGoogleの「Android」も広く普及している。主要なエンタープライズモビリティ管理(EMM)ベンダー各社は両モバイルOSに加え、「Windows 10 Mobile」「BlackBerry」といった幅広いモバイルOSをサポート対象にしている。

 EMM分野における最近のトレンドは、クライアントOSである「Windows 10」と「macOS」のサポートだ。モバイルOSだけではなく、クライアントOSも管理対象に入れるこうしたコンセプトは「統合エンドポイント管理」(UEM)と呼ばれる。

 macOSとiOS向けの管理製品ベンダーであるJamfは、こうしたトレンドを追いかけていない。同社のディーン・ヘイガー最高経営責任者(CEO)は「『全デバイスを管理可能な単一のプラットフォームを使えば、管理を効率化できるのではないか』という質問をよく受ける」と明かした上で、同社はUEMのようなアプローチを「ユニコーン(伝説上の生き物である一角獣)的エンドポイント管理」と呼んでいるという。「話題は盛り上がっているけれども、それが現実を反映していないからだ」(ヘイガー氏)

 2002年に創業したJamfは、教育市場で事業をスタートした。当時、同市場で主流だったクライアントデバイスは「Mac」だ(現在は「iPad」が主流)。ヘイガー氏によると、同社は現在、1万500組織以上の顧客を対象に750万台のApple製デバイスを管理しており、顧客の約半数は企業だという。

 Jamfは2017年3月下旬、同社製品とAppleのデバイス導入支援プログラム「Device Enrollment Program」(DEP)との組み合わせで、Appleのセットトップボックス「Apple TV」を管理しやすくした。これにより企業は、DEPを利用した「iPhone」やiPadの導入と同じような容易さで、Apple TVを配備できる。

 2015年にJamfに入社したヘイガー氏が、今日のビジネスにおいてApple製デバイスが果たす役割について語った。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news011.jpg

BTS効果でK-POP大躍進 世界の音楽市場の成長率推移はどうなっている?
世界の音楽シーンに旋風を巻き起こすK-POP。その他の国・地域の音楽市場はどうなっている?

news153.jpg

「誰得営業」の実態とは?――ネオマーケティングとBaseconnect調査
営業活動で嫌な思いをしたことのある営業担当者は8割超。営業を受けて「良かった」と答え...

news113.jpg

「STORES プラットフォーム」にPOSレジアプリ 実店鋪とネットショップのデータを一元管理可能に
ヘイの「STORES プラットフォーム」にPOSレジアプリ「STORES レジ」が加わった。新サービ...