VolvoはGoogleと共にAndroidベースのシステムを開発している。ナビゲーションやオーディオ機能のみならず、Androidがエアコンやパワーウィンドウなども制御するという。
Volvo CarsはGoogleと提携し、「Android」ベースの車載インフォテインメントとコネクティビティーシステムの開発と構築に取り組んでいる。
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「VolvoチームとGoogleチームが連携してAndroid搭載版を開発している」とVolvoのエレクトリクスおよびエレクトロニクス部門でバイスプレジデントを務めるエドゲルド・アンダーソン氏は言う。「概念実証から始めたが、今や商品化の段階に来ている」
Googleが車載ソフトウェアとして提供している現在の「Android Auto」は、スマートフォンと車載システムをつないでアプリにアクセスする。それとは異なり、新たなインフォテインメントシステムはAndroid単体で稼働する。
つまり、VolvoのドライバーはGoogleの開発者、Volvoの開発者、サードパーティーの開発者が開発した膨大な数のAndroidアプリやサービスにアクセスできる。中核となるサービスは、「Google Mapsナビゲーション」「Spotify」(音楽ストリーミングサービス)、「Googleアシスタント」などがある。Androidは、エアコン、パワーウィンドウ、シート調節など、車の基本機能も制御する。
これは、検索エンジン最大手が車載OSに向けて踏み出した第一歩だ。GoogleはAudiとも同様のパートナーシップを結んでいる。
システムはAndroid上に構築されているが、インタフェースはVolvoのインフォテインメントシステムをカスタマイズすることになる。
「Androidの興味深い特徴の1つがここにある。Androidを当社のカスタマーエクスペリエンスに統合できるのだ」とアンダーソン氏は語る。「要するに、現行システムの一部をそのまま残し、一部を取り換えることができる」
アンダーソン氏はVolvoが検討した別のアプローチについては何もコメントしなかった。だが、GoogleのオープンソースアプローチやAndroidのエコシステムがVolvoにとって重大な決定要因となったことは強調した。
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