MicrosoftはSkype for Business OnlineのユーザーをMicrosoft Teamsに移行させるため関連機能の強化を続けている。ユーザーが決断するのはいつになるだろうか。
Microsoftは顧客が「Skype for Business Online」と「Microsoft Teams」を同時に使用することを容易にする新機能の提供を開始した。同社は「Office 365」のユーザーにSkype for Business OnlineからMicrosoft Teamsへ切り替えるように推奨し続けている。同社が2018年初めに発表したMicrosoft Teamsのロードマップ通りに開発を続けるのであれば、多くの企業が望むMicrosoft Teamsの通話機能を2018年末までに実装する必要がある。
現在、Skype for Business Online上で作成した社内の連絡先やグループは、Microsoft Teamsにインポートできる。そしてMicrosoftはTeamsアカウントとSkype for Business Onlineアカウントを統合している最中でもあり、Teamsのユーザーがこの2つのクラウドクライアント間でチャットできるようにしている。
また、MicrosoftはTeamsやSkype for Business Onlineを含むOffice 365に統合管理機能も導入してきた。同社は今後、数カ月以内に、IT管理者に新しいダッシュボードを提供し、このダッシュボードを使って両方のクライアントのユーザーや設定を管理できるようにする予定だ。
Microsoftは、2017年9月、TeamsがSkype for Business Onlineに取って代わると発表したことで一部の顧客の怒りを買ってしまった。
同社はTeamsロードマップの一環として、いつSkype for Business Onlineを廃止するかについてまだ発表していない。
同社はSkype for Businessのオンプレミス版も販売しており、2019年にWindows Server 2019をリリースするとともに、少なくとも今後5年間はSkype for Businessの利用者にサポートを提供し続ける予定だ。
ユーザーをSkype for Business OnlineからTeamsへ移行させることを検討し始めた当初、Microsoftは強硬路線を取っていた、とWainhouse Researchのシニアアナリスト兼共同経営者、ビル・ハスキンズ氏は言う。「Microsoftのメッセージングの移行は『誰にとっても合理的なペースで』進むように軟化してきた」
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