Pixelbookではどのようなアプリが使えるのか。クラウドストレージとの連携は容易なのか。WindowsアプリやOffice 365の使い勝手はどうか。仕事で使うことを前提に使用感を紹介する。
前編(Computer Weekly日本語版 6月6日号掲載)では、「Google Pixelbook」のハードウェア関係の仕様と使用感をお伝えした。
後編では、OSやアプリケーションの使用感など、ソフトウェア面を中心にレビューする。
Googleは、将来「Chrome OS」と「Android」を統合することを決定している。そしてPixelbookをはじめとする最新のChromebookはGoogle Playをサポートする。つまり「Netflix」「BBC iPlayer」、多くの業務アプリなど、Chrome OSには対応していないアプリをダウンロードして使用することが可能だ。
ただし、Chrome OSとAndroidを統合したOSはまだリリース段階にない。つまりPixelbookではChrome OSとAndroidが別物として扱われる。
Androidでは、セキュリティはどちらかといえば「追加するもの」であるのに対し、Chrome OSは最初から安全に設計されており「何一つとしてローカルにインストールされない」という安全なイメージを保っている。事実、ローカルストレージへの保存は幾分後回しにされている。代わりにドキュメント、ビデオ、画像は「Googleドライブ」に保存して利用することが可能だ。PixelbookなどのChromebookでは、Googleドライブが端末とシームレスに同期するため、ユーザーはオフラインで作業できる。
Chromeのブラウザ拡張機能とアドインを使うだけで、多数の便利な業務用ツールを実行することができる。編集部ではVPNとしてF5 Networksのサービスを使用しているが、PCでF5クライアントを使用するよりもPixelbookで「F5 Access」アドインを使用する方がログインはずっと簡単だ。
「Windows」アプリケーションが必要な場合、Pixelbookからどれだけ快適にリモートアクセスできるかを数週間かけて調査した。
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