OracleのCEOが予言「数十万人のOracleデータベース管理者は失業する」Oracle Database 18cは管理者不要……らしい

OracleのCEOマーク・ハード氏が、同社の自立型データベース「Oracle Database 18c」の導入メリットを語った。同製品を導入すれば、「必要な管理者はゼロになる」という。

2018年06月26日 08時00分 公開
[Stuart KennedyComputer Weekly]

 OracleのCEOマーク・ハード氏は、同社の新しい自律型データベースのメリットを語る一方、現在数十万人いるデータベース管理者(DBA)の長期的な将来を疑問視した。

 「Oracle Database 18c」(以下、18c)は、自律的なパッチ自動適用、自己修復型データベースとしてOracleが初めてリリースするバージョンだ。これは、顧客をOracleのクラウドに誘導することを狙った長期的な事業計画の一環だ。同社のデータベースをクラウドベースのアプリケーションやサービスと組み合わせて運用する例が増えている状況を踏まえている。

 ハード氏によると18cではパフォーマンスが向上し、そのレベルはハイエンドの「Exadata Database Machine」と同レベルであるという。Exadata Database Machineは、オンプレミス版Oracleユーザーの約5%が利用しているアプライアンスだ。

 「Exadataユーザーは、従来型のオンプレミス版のOracleユーザーよりも20倍も優れたパフォーマンスを得ている。誰もがExadataを超えるパフォーマンスを獲得すると想像してほしい。卓越したパフォーマンスとパッチの適用と最適化が完璧に施されているシステムを手に入れるということだ」と同氏は話す。

 ハード氏によると、オンプレミスのデータベースにパッチを適用するのに約1年かかるが、自律型バージョンであれば即座に完了するという。「誰もが自律型データベースを保有するようになれば、この状況は瞬時に変わるだろう」と同氏は主張する。

 そして同氏は、大胆な考えを披露した。




続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。






ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...