OracleのCEOマーク・ハード氏が、同社の自立型データベース「Oracle Database 18c」の導入メリットを語った。同製品を導入すれば、「必要な管理者はゼロになる」という。
OracleのCEOマーク・ハード氏は、同社の新しい自律型データベースのメリットを語る一方、現在数十万人いるデータベース管理者(DBA)の長期的な将来を疑問視した。
「Oracle Database 18c」(以下、18c)は、自律的なパッチ自動適用、自己修復型データベースとしてOracleが初めてリリースするバージョンだ。これは、顧客をOracleのクラウドに誘導することを狙った長期的な事業計画の一環だ。同社のデータベースをクラウドベースのアプリケーションやサービスと組み合わせて運用する例が増えている状況を踏まえている。
ハード氏によると18cではパフォーマンスが向上し、そのレベルはハイエンドの「Exadata Database Machine」と同レベルであるという。Exadata Database Machineは、オンプレミス版Oracleユーザーの約5%が利用しているアプライアンスだ。
「Exadataユーザーは、従来型のオンプレミス版のOracleユーザーよりも20倍も優れたパフォーマンスを得ている。誰もがExadataを超えるパフォーマンスを獲得すると想像してほしい。卓越したパフォーマンスとパッチの適用と最適化が完璧に施されているシステムを手に入れるということだ」と同氏は話す。
ハード氏によると、オンプレミスのデータベースにパッチを適用するのに約1年かかるが、自律型バージョンであれば即座に完了するという。「誰もが自律型データベースを保有するようになれば、この状況は瞬時に変わるだろう」と同氏は主張する。
そして同氏は、大胆な考えを披露した。
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